4N-WORK~TNTのボヤキ~

Time Limit 2044/12/22 3:46:57

【闘病生活】精神病院に強制入院した話

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仕事から帰って来て私。

仕事で失敗続きで精神、肉体ともに疲れ果てた私。

 

私「あー仕事で失敗ばかりだー。生きるのが嫌だー。死ぬしかない」

 

私は、包丁を手に取り胸に刺す。

しかし、セラミック包丁だったため、刺さらない。

ならばと、ハサミを胸に刺すが、怖くて勢い良くさせない。

 

私「簡単に死ねる方法あるじゃん。テレビドラマで見るお風呂での感電死」

 

浴槽にお湯を張り、電源コードの先を切り、銅線をむき出しにする。

 

全裸になり、浴槽に頭まで浸かる。

コードを手繰り寄せ、胸に当てる。

 

体感10分くらい意識を失う。

 

私「苦しい」

 

息苦しさで、目を覚ます。

水を飲んだのか咳き込む。

初めての自殺は未遂に終わった。

 

とある日、インフルエンザにかかり、自宅療養。

私「俺は天才だ。世界イチだ。未来予測ができる」

躁状態になった。

-*---

レオパレスの壁一面に落書きをする。25秒

-落書きの写真-

 

ローソンで20万円分爆買。5秒

 

ローソンで買い物をしていると、上司登場。

近くの総合病院に連れて行かれる。

精密検査を受ける。

たぶん医師はこう言っていただろう。

医師「うちでは手に負えないので、精神病院へ搬送ですね」

 

救急車で隣町の精神病院へ搬送される。

夜9時を回っていた。

精神病院の当直医と話をし、別の建物の3階の布団が中央に置いてあるだけの部屋に案内される。

看護師「服を全部脱いで、これに着替えてください」

言われるがままに、病衣に着替えた。

それと書類を2枚渡された。

 

その日はすぐ床についた。

 

次の日の朝になり、目が覚めた。

真っ白な天井。

私「ここどこ?」

部屋は4畳半ほどで、布団とトイレがあるだけ。

-部屋写真-

ドアはあるが、カギがかかっている。

私「なんで閉じ込められているの?」

状況がまったく理解できない。

 

枕元に置いてあった2枚の書類が目に入った。

「「隔離に際してのお知らせ」

「入院に際してのお知らせ」」

-写真-5秒

私「隔離?」

 

「隔離に際してのお知らせ」 にはこう書かれていた。

「・あなたは急性精神運動興奮等のため、不穏、多動、爆発性などが目立ち、一般の精神病室では医療または保護を図ることが著しく困難な状態であるため、隔離が必要です。」

 

もう一枚の「入院に際してのお知らせ」には、

「・あなたは入院中、手紙やはがきを書く、受け取る自由は保証されています。

・電話は原則的には制限されませんが、医師の判断で制限されることがあります。

・面会は原則的には制限されませんが、医師の判断で制限されることがあります。

・治療上必要な場合は、あなたの行動を制限することがあります。

・もしもあなたが納得いかない場合は市長に文書により請求することができ、請求する場合は病院の職員に聞くか下記に問い合わせください。」

 

私「これって、あなたの自由の権利を奪いますってことだろ。

そこで初めて「精神病患者」というレッテルを貼られたことに気がついた。

 

 

ある夜中、ドアを蹴る音がした。音のする方は、ワンランク上の隔離室だった。

なんでワンランク上かというと、私が風呂に入るときに見たのだが、その部屋だけ通路側に一枚ガラスがなく、中が見えずとても閉鎖的な印象だったからだ。

 

私はおじさんが「俺の何が悪いんだ」とか抵抗しているんだと思い、私もドアを蹴って「私もそう思う」みたいに返事をした。

そしたらまたドアを蹴り返してきた。だから私もドアを蹴って返事をした。いつしか会話みたいになっていた。

そしたらガタイのいい看護師3人が急いで来て、おじさんの部屋に入り、ドアを蹴る音は収まったが、私はおじさんを力でねじ伏せてるんだと思い、さらに激しくドアを蹴りまくった。

そしたら、おじさんが別の部屋に移動させられて、私の部屋にそのまま看護師が来て、私がそのワンランク上の部屋に入れられた。

まだ入れられるだけならいいが、その部屋に入って気づいたのだ。なんとその部屋にはベットが用意されているのだ。

よく見るとそのベットの足元と中央にベルトがあるのだ。

看護師「ベットに横になって下さい」

私は渋々横になり、ベルトを腰、右手、左手、右足、左足と付けられ、徐々に自由を奪われてゆく。

-写真ベッド&隔離室-10秒

私「ああ、これが拘束かぁ~」

私「人間って腐ってるな」

私「精神病というレッテルを人間の社会から少しはみ出しただけなのに貼られ、しまいには人権侵害かよ」

私「憲法違反じゃねーか」

 

やり場のない怒りをこらえ、とりあえずその日は寝てた。

 

朝7時に目が覚めた。

朝起きると、体が動かない。

「なぜだ」と思い、ふと目線を下げると、青いベルトで両腕、両足、腰を固定されているのだ。

私は昨日のことを思い出した。

どれだけ足がき、藻がいてもこの状況を変えることができないことに絶望した。

私「死にたいのに死ねない」

これが地獄なのかと実感した。

 

私は5日全身拘束を味わい、「これは治療なのか?拷問じゃないのか?」と精神医療に疑問を持った。

また普通の隔離室に戻された。